普通だったら寝てたら治る腰痛が、なかなか治らない70代の患者さん。心配で来院。
身体は歪みが大きく、腹臥位では、臀部や、起立筋の硬縮が激しい!!固いのではなく、ポンプアップしている。
狭窄症と似たような筋肉の症状・・・・・しかし、痛みが響くような感じがないので、髄液の循環は問題なさそうである。
用心して微圧とハイボルテージで治療。
ポンプアップした筋肉がフラットに戻り、体の歪みも全くなくなる。
このような劇的な改善は交感神経亢進の患者さんで良く起こる。
話を聞くと一か月前ぐらいになれない土地(岡山)に引っ越してこられたばかりで、それがストレスとなり、交感神経が亢進したと思われる??
整形に行く前に私の所に来られて良かったと思う。
なぜか?
整形でMRIなどの映像診断をとられると、狭窄症の一つや二つあったかもしれないからだ。
このくらいの年になると、半数の人はある。しかし、症状と映像診断の因果関係はない。
脊柱管狭窄症という病名をつけられることで、精神的に一生背負う事になる。
症状的には慢性の腰痛の人が、「私、椎間板狭窄症なんですよ!!」と時々来られる。
一度、その診断を受けると、一生重症な腰痛患者と自分自身にレッテルを張ってしまう傾向にある。
整形も映像診断ばかりに頼らず、もう少し患者さんの体を診て、診断をしてほしいものである。
若い先生は手術をしたがるから怖い。その気持ちもよくわかるが・・
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