関節機械受容器でネットで検索しても、あまり役に立つサイトが見つからないので生体物理を翻訳して記録に残しておきます。
Barry Wyke(Neurological Laboratory, Royal College of Surgeons of England) Articular neurology
FreemanとWyke(1964, 1967)は関節の受容器終末を形態的に4つのタイプに分けた。
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http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/basic-joint.html
上記のような解釈で、書いてありますが、だから何なの??と思います。
手技療法において、どのように解釈して、活用していくか??が問題となります。
CBPの私の翻訳・・・・・・
Ⅰ型は、表層の関節苞に多く分布し脊髄では上部頚椎に集中し、遠位に行くほど、分布は減少する。
静止時の関節位置、関節苞内圧の変化、関節の動きの速度方向性、強度を感知するレセプターです。
関節の位置関係、関節の動き、位置変化を感じる固有受容体の役割をしている。
Ⅱ型は、芯部の関節苞に多く分布し、静止時の関節には、活動していません。刺激の伝達は関節の動きの減速時、加速時に起こります。Ⅰ型と比べると、遠位、末梢に多く分布しています。
Ⅲ型は、椎間関節 と ゴルジ腱受容器に存在し、関節の動きで刺激は伝達される。Ⅲ型は主に筋肉の動きを調整する。
Ⅳ型は、侵害受容器で、関節への化学的、機械的変形を伝達する。異常を感知する受容器である。
手技は、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ型を刺激することにより、Ⅲ型の侵害受容器の伝達のゲートと筋スパズムをコントロールすることで、正常な関節の動きと感覚をリセットする。
これらをまとめると・・・・(私の解釈)
上部頚椎への刺激(Ⅰ型集中)は、姿勢の保持、関節の動きの矯正に有効で、方向性や位置を矯正やリセットすることに役に立ちます。
末梢にある関節への刺激(Ⅱ型)は、末梢の関節の動きに合わせて刺激を与えると、有効である。
Ⅲ型は、腱や脊椎周辺の靭帯を刺激することで、筋スパズムなどを解消することができる。
ざらっとこんな感じで、医学書よりは、身近でわかりやすいと思う??
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