腰椎の4番5番あたりの脊柱管が狭窄していると診断された患者さんが多い!!
しかし、腰椎の4番5番の脊髄が圧迫されることが考えがたい!!
なぜなら・・・・下部の腰椎の脊柱管は馬尾神経が通っているからである!!
腰椎の1番までは、棒のような神経であるが、そこから先は馬尾、またはモップの先の毛のような毛糸が多数生えている??
上画像・・・ウキペディアより 数字 3・・・馬尾
馬尾の神経と神経の間は、隙間があり、横からの圧迫(脊柱管の狭窄)にも、耐えれる構造になっている。
4,5ミリぐらいの脊柱管の周囲からの圧迫には耐えれるようになっている。
脊柱管を3分の一以上圧迫するような狭窄があれば手術適応だろう!!
DRが「様子を見ましょう!!」・・・・と言われるような脊柱管狭窄症は、立つのも困難で、歩けないぐらいのひどい症状でも、数ミリの狭窄がMRI画像で診られても、神経圧迫は考えられない!!
なぜなら馬尾神経は多少の圧迫に耐えれるだけのスペースのある構造を持っている。
馬尾神経を圧迫するのは、数ミリの靭帯やヘルニアではない事が想像できる。
それでは…何が馬尾神経を圧迫することができるか??
水圧?? 脳髄液の圧??…とも考えていたが… 先日まで・・・そう思っていたが・・・
もしそうならば、脳や脊髄への水圧による影響はすごいことになっているであろう!!
考察は続くが、…脊柱管狭窄症における間歇性跛行はなぜ起こるかを今度書きます。
間歇性跛行(かんけつせいはこう)とは、歩行などで下肢に負荷をかけると、次第に下肢の疼痛・しびれ・冷えを感じ、一時休息することにより症状が軽減し、再び運動が可能となること。
数ミリの脊柱管の狭窄では間歇性跛行は起こらない !!
続く・・・・
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