「指や棒で皮下組織、筋繊維にダメージを与え、わざと内出血させることで、循環を良くし、肉離れを早期に治癒させる。」
・・・・という治療院が岡山にある。全国的にあるのかもしれない??
「内出血をさせることで、循環が良くなる!!」・・・という理論が実際どうなのか??
可能性はあるが、必要性があるかは疑問である!!
下リンクの続きです。
http://ameblo.jp/creaidea/entry-11871762123.html
筋挫傷(肉離れ)一度は、自己防衛本能によって起こっています。下リンク参照
http://ameblo.jp/creaidea/entry-11879217020.html
…ということは炎症は起こっておらず、筋硬縮だけ起こっている可能性が大です。
内出血を創る肉離れの治療を受けて3日後。涙が出るほど痛かったそうだ。
>>>>>一か月後も内出血残っている。
筋挫傷一度の体を触診すると、
患部はハムの場合、ハムだけでなく拮抗筋の大腿四頭筋、大腰筋をはじめ背部、腹部まで筋硬縮しています。
何故、涙が出るほど、…青あざが出るほどの刺激を大腿後部(ハム)に与えると、一度の筋挫傷が治るのでしょうか?
それは、内出血による循環促進ではありません!!
答え・・・・脳内モルヒネ(エンドルフィンエンケルフィン)により、患部以外の硬縮した筋が緩んだからです!!
鍼灸などにも同じ効果があります。
中国鍼などでは、背骨に沿って数十センチの鍼を背中に挿すことがあります。その効果はツボよりも、さすことによる痛みと恐怖で、脳内モルヒネの分泌が多くなることで鎮痛作用があると思います。
それと同じ効果が、涙が出るほど患部周辺の皮下組織を傷付けることで起こります。
しかし、一度以上の損傷になると、その効果は限定的です。実際に傷がそこにあるわけですから傷がいえるまでは痛みは治まりません。
また、数回の治療で、痛みが改善しなかったっ場合は、皮下組織の回復にも時間がかかるので、肉離れ自体の治癒にも時間が余計にかかります。
私たちができることは、内出血を起こして治療する治療院に患者さんが行く前に、電気や鍼治療で、一度の筋挫傷をどんどん治して行くことです。
患部だけを診るのではなく、全体を診て治療することで。、多くの患者さんを短期間で救うことができます!!
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