椅子から立ち上がるときに「膝がアイタタター」という人が多い!!
椅子から立ち上がる動作は大きく分けて2つある・・・・・
一つは上半身の腔が開いている人の立ち上がり方。
あと一つは上半身の腔が閉じている人の立ち上がり方である。
今日は「ひざを痛めやすい上半身の開いている人」の立ち上がりのメカニズムを紹介します。
まず、椅子から立とうとするとき人間は、臀部にある重心を足元に持っていこうとします。
重心を後方から前方に移動します。
開いている人は、座るとき背筋が伸びていたり、腰椎の前弯を保っています。
(これは現在の良い姿勢とされているが4DSでは、座位では腰痛の後弯が理想!!筋肉で座るのではなく、骨で座る!!)
(上の写真、背筋を伸ばした良くない姿勢)
腰椎の前弯を保たまま、または背筋を伸ばしたまま前方へ重心を移動すると・・
膝の位置も前方に行き、足関節は背屈が強くなり、大腿骨は、脛骨を滑るように前方に移動します。
膝は5度ぐらい座っている時より、屈曲が強くなります。
この時、膝周辺の大腿四頭筋の緊張が過剰になり、膝蓋靭帯へのストレスもマキシマムになります!!
頭の位置が足の指先の上を通下したと同時に、指先に力が入りその反動で、上体は振り子のように伸展して、立ち上がり動作は完了します。
この立ちあがり方で一番よくないところは・・・・
重心移動の過程において、・・・・膝が前方に移動することで、膝頭周辺の軟部組織に過剰な負担がかかるということです。
膝周辺の四頭筋にかなり力が入ってることを確認できます。
膝に腫脹が少しでもある人は、この動作で、皮膚や関節包は過剰に伸展され、「痛い!!」と立ち上がる瞬間になるでしょう!!
若い人がスポーツの中でこの動作を繰り返すと、オスグット病になることが想像できるでしょう!!
それでは、膝に過剰な負担をかけない理想的な立ち上がり方はどうすればよいのでしょうか??
次回は上半身が閉じた、ひざに負担のかからない立ち上がり方を紹介します!!
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