γ運動ニューロンは錐内筋線維をコントロールします。
α運動ニューロンは錐外筋線維をコントロールします。
わかりやすく解説します。
随意的に筋肉を収縮させようとすると、まず、α運動ニューロンが錐外筋を収縮させます。
外側の筋繊維(錐外筋)が収縮と同時に、γ運動ニューロンによって内側にある筋繊維(錐内筋)も収縮します。
筋線維の収縮具合を感知するために、内側と外側の収縮具合に差異を付けました。
γ運動ニューロンはその差異を感知する役目でもあります。
それは外部環境に、合わせた筋収縮を行うためのシステムで、自律神経などにも適応できます。
例えば、物体が1センチ収縮するにも、速度的には、初動が早く、あとは一定である場合もあるし、その逆のあります。
また、力でも、初動と後半では、使う力が違ってきます。
筋繊維が柔軟な動きをするためのセンサーとして、αが収縮して、ガンマが調整する役割を果たしています。
γが過剰に働きすぎると、ぎこちない動きになります。過緊張状態!!
例えば、ジャマイカのスプリンターのパエル選手はγ運動ニューロンが過剰に働きすぎて、決勝などでは実力が発揮できないといわれています。
逆に、ボルトは、決勝でも、αとγの調整がうまく働いているのでいつの実力を発揮していります。
逆に、γが緩くなると、力が働かなくなります。
腕相撲で、同等の力を持つ2人が対決をします。
一人はサウナに入った後に、後一人は何もしない状態。
さて、どちらが負けるでしょう??
負けるのはサウナに入った方です。
温熱効果でγが低下してしまい、力が入らなくなります。錐内筋が錐外筋より緩んだ状態を作ります。
γが過剰に働くと動きがぎこちなくなり、ガンマが緩みすぎると、力が維持できなくなります。
上記サウナの話はエロエロ先生ネタです。
γループの影響です。
「γループとは・・・・・上位中枢からのインパルスによりγ運動ニューロンが興奮すると,錘内筋線維が収縮す
。そのため筋紡錘の中央部が伸展され,ここにある求心性神経線維(Ⅰa)が興奮する.この興奮
が後根を経由して,前角のα運動ニューロンを興奮させる.このγ線維→筋紡錘→Ⅰa線維→α
運動ニューロンの経路をγループという。γループは筋の緊張を高める働きを持つ」
下記参照
http://www.eonet.ne.jp/~syokuatyukaku/unndounyuron.htm
さて話は盛り上がってきました!!
次回は気功や空間技の解説ができるか!!!・・・・・
1. 無題
私は、MMTをやる時、
「γ-1MN」テストと「γ-2MN」テストに分けて、行っています。
また、「γ-MN」は、スピンドル・セル(筋紡錘)を制御して、「筋のトーン」を維持していますから、
大脳や小脳の機能をチェックすることも出来ます。
2. Re:無題
>巣鴨の中年治療師さん
MMTかなり進化していますね♪♪
MMTを検査法ではなく、、認識療法として使っていたので、診断鑑別もできるように勉強してみます。またいろいろとご指導ください♪♪