ぎっくり腰はブラジキニンなどの発痛物質によって起こる!!

タバコを吸っただけで、ぎっくり腰の患者さん。

最近は禁煙が厳しくなり野外での喫煙が増えてきた。

それに伴い、喫煙でのぎっくり腰も増えてきている。

何故タバコを吸っただけで、歩くのも困難なぎっくり腰になるのだろうか??

タバコを吸うという行為は、通常の呼吸よりも、呼吸が深くなる。また、立位よりも座位での喫煙時のぎっくり腰が多い!!

タバコを吸うとき、上体は伸展する。(背中が伸びる。)煙を吐くとき、上体は屈曲する。(背中は丸くなる。)

ぎっくり腰は、たばこを吸うときに起こることが圧倒的に多い!!

寒い冬に、ヤンキー座りとか?背中を丸めてタバコを吸うと、背中の筋肉はストレッチされ、固い状態にある。

タバコを吸うとき(吸気)に、背筋群(背中の筋肉」は収縮する。しかし、寒さや姿勢のため背筋が硬縮しているために、脳が予期しているほどの背部筋の収縮が得られない。

そこで誤作動が起こり、一部の筋肉に過剰な負担がかかる。

腰椎のの1番から、5番に均等にかかるべき負担が、腰椎の1番だけとか、5番だけ周辺の筋に負担がかかる。

寒さ、悪い姿勢、悪い動き→筋、血管の緊張→循環不良→発痛物質の蓄積→疼痛、腫脹痛みの悪循環

一部の筋へ過度の緊張がトリガーとなり、発痛物質のブラジキニンが分泌されると、筋や、筋膜への損傷がなくても、立ち上がれない、歩くのも困難な状態に陥る。

重傷なぎっくり腰は、筋膜や筋の損傷と考えられがちだが、ケミカル的な要因、すなわち循環障害によって起こることが多い。

外傷によって起こるぎっくり腰と循環障害によって起こるケミカル的なぎっくり腰との鑑別が必要である。

歩けないような重症なぎっくり腰でも、発痛物質によるものが、ほとんどなので、一週間以内の完治が容易に起こる!!

施術者は焦らずに適切な判断をしましょう!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です