「腰、炎症起こしていますので今日はお風呂止めてシャワーだけにしてくださいね!!」・・・・・と、
ぎっくり腰の患者さんに伝える施術者。
私……「本当に炎症起こしているのか??」 私はいつも疑心暗鬼である。
「熱い」のと「腫れ」は全く違う状況である。
腫れは、細胞が障害され、血液成分が血管から排出され、それらが患部に貯留し、体積が増えた状態(腫脹)です。
熱い(熱感)は、摩擦や、充血で起こり、必ずしも炎症反応が出ているとは、限らない!!
ちなみに浮腫は、皮下組織の細胞外に水分が異常に増加した状態です。
一般的に、腫脹がある場合は、お風呂に入ることを勧めません。
熱感ぐらいならば、42以下のお風呂ぐらいなら、はいった方が良いかもしれません。
自分自身がぎっくり腰であるならば、私自身は、腫脹があっても風呂に入ります。なぜなら、私が風呂に入るときの、温度設定は40度ぐらいなので、炎症がひどくなることないでしょう!!
しかし、じっとしていても「うずくような痛み」の時は、私も風呂に入りません!!その時ばかりは、アイシングで、鎮痛に徹します!!
多くのぎっくり腰は、熱感があっても腫脹がない。よく、筋の硬縮と腫脹を判断ミスるケースが多い。
また、体幹と下肢との温度差で、熱感があると勘違いするケースも多い!!
体幹と下肢との温度差で起こるぎっくり腰をこの冬多く診た。
それらの体温差を少なくすることで、ぎっくり腰の改善が通常よりも早かった。
風呂に入ることで、全身の体温を一定にする効果がある。
ぎっくり腰だからと言って常に「今晩はお風呂は控えてください!!」というのではなく、常識にとらわれず、施術者が、きちんと判断、適切に指示できるようになりたいものである。
何故、ぎっくり腰の時に、「お風呂に入らないように!!」と言われるようになったか?また、ぎっくり腰においてのアメリカとの文化の違い?について次回、書いてみます。
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