腰を丸くしてこられたぎっくり腰の患者さんを、いきなりブレスマットのあるテーブル(治療台)に乗せると、鈍痛が続いたままでの施術となる可能性があります。
なるべく施術時には、痛みが軽減する姿勢で施術したいものです。
マケンジ―テクニックは…「ぎっくり腰の患者さんをうつぶせに寝かせたまま放置して、他の用事を済ませている間に自分が患者さんを診ていたことをすっかり忘れて、帰ってきたら、患者さんは寝ているだけで治った!!」……
という、おっちょこちょいなエピソードから生まれた技術だと聞いています。
クリエピローはぎっくり腰の患者さんのうつぶせ姿勢を楽にするためにつくられましたが、ある条件下では補正する必要があります。
クリエピローの下端が股関節より10センチぐらい下にないといけません。160センチぐらいの身長では余裕でクリアーしますが、170センチになると微妙です。
身長が170センチ以上のぎっくり腰の患者さんは要注意です!!
対処法・・・・・うつぶせ時に骨盤から大腿部にかけて、やわらかい市販のクッションや枕を入れてあげると楽になります。患者さんの恥骨あたりに枕の中心が来ます。
目的は、腹圧を下げることにあります!!
私がドロップテーブルを使っていた時には、骨盤のピースを高くして腹圧を下げていました。
マッケンジーも実際は、腰をそらせていたのではなく、骨盤ピースを挙げて放置していたのかもしれません??
一番大事な事は、自分で決めつけず、患者さんに聞いて一番楽な位置を見つけて上げることです。
今晩でも、ポジショニングの写真を撮ってきます!!
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