間違った姿勢の常識の犠牲者?

 

腰が曲がって、前傾姿勢で歩いているおばあちゃんをよく見かけます。

 

腰の曲がったおばあちゃんは、立った姿勢で横から見たとき、

骨盤が中心より前方にあり、胸郭(肋骨)が中心より後方にある姿勢の人です。

 

それが姿勢が悪いと言われ続けたことで胸を張るようになりなおさら骨盤が前方に行きました。

 

胸郭(肋骨)は体の後方に位置してしまい、ズレが大きくなりバランスが取れなり、そのため腰から上体が前方に曲がったそんな経緯が推測できます。

 

 これらの人生の先輩方の姿勢から学ぶのに、他にも考えられるのは、

 

胸を張って、背筋を伸ばしたストレートスパイン(平背)のため、背骨のS字カーブが失われ、重力が分散されず、胸椎の12番から胸椎の1番周辺に過剰な圧力が加わり、

 

その周辺の前方の椎体に圧迫骨折が起こって腰が曲がっている可能性も大きいです。 

 

と、専門的な用語を並べましたが、ここで言いたいのは、この老人たちも胸を張って良い姿勢にしようと努力した結果、前かがみの姿勢になってしまった。日本の間違った姿勢常識の犠牲者だと言うことです。