腰椎が後方に飛び出ていて痛いという患者さんが来院。整形で腰を反らすような体操を勧められて実践。
前大腿部(四頭筋)にしびれが発症!!
確かに腰椎の前弯がない。また胸椎の後弯も全くなく、ストレートスパインである。
ちなみに、腰の背骨は、立位で前弯が理想である。
背筋を伸ばしすぎ(胸椎のカーブが全くない人)ほど、腰椎が後弯する!!

上の写真のうつ伏せの女性も立位で腰椎後弯がある。立位で背筋が伸びすぎ胸を張っている。ストレートスパイン。
単純に腰椎が後弯しているから、前弯にするためにマッケンジーのような伸展運動(腰を反らす)をすれば、良い物ではない。
背中の後弯(丸い背中)があっての腰椎の前弯である。
頸椎から全ての脊椎の可動域が悪かったので改善。
症状改善のために関節を稼働させ、体液循環を良くする。
背すじを伸ばせば、伸ばすほど関節の可動域は悪くなる!! 呼吸も浅くなり、体液循環も低下する!!
急性期には、あまり姿勢をいじらない。まずは、楽な姿勢、脱力だけを意識してもらう。
急性期が過ぎてから、姿勢のコーチングをする。
どんな偉い先生が指導された運動でも初期で症状が悪化する場合は絶対その運動を止めてください!!
患者さんがやり方を間違ってるかもしれないし、その運動が患者さんにあってないのかもしれません!!