多少の痛みはあってないようなものである。同じ強い刺激が神経に伝わったとしても、痛く感じるときと痛く感じないときがある。
痛みを感じる閾値が下がると、痛みを感じやすくなり、閾値が上がると痛みを感じなくなる。
閾値(いき ち)とは「生体の感覚に興奮を生じさせるために必要な刺激の最小値です。」
例えば、100の刺激を与えると痛みとして感じるとします。
75や99の刺激では痛みとして脳は認識しません。
100を超え、101野120の刺激が加わると痛みとして脳は認識します。
ストレスや循環が悪くなると、痛みの閾値が下がります。
痛みを感じやすくなる!!
すなわち…通常100ある痛みの閾値が85に下がり、90の刺激を受けただけでも痛みを脳は認識するようになります。
逆に、幸せだったり、興奮している状態では、痛みの閾値が上がります。
痛みを感じにくくなる!!
通常100の痛みの閾値が120になって、110の刺激を受けても痛みを感じません。
また、痛みに対する意識をそらすだけで、脳に伝わる痛みの刺激が減ります。
先日書いた「魔法のことば」
のブログをたとえると・・・
痛みを感じる動作の前に「魔法の言葉」をかけると105あった痛みの刺激が、
言葉の方に意識が行き、実際脳に伝わった時には95の刺激しかなくなり、
痛い動作でも痛みを感じなくなります。
言葉だけでなく、いろんな技でこの痛みを感じる刺激と痛みの閾値を上げたり下げたりできます!!

世界で私がみた先生の中でこれを一番できるのがTRKのH先生です。
技の総合商社です♪♪
「どうやってこんな技ができたのか??」・・といつも感激します。
何をしているか教えてくれるのですごく良心的なセミナーです♪♪
自分の治療スタイルも必要ですが、他の手技を診ることで、スキルUPにつながり、また、治療の本質を再認識できます♪♪