背筋を伸ばし胸を張る姿勢が
現在の理想的な姿勢とされています。
明治時代の中期から始まった立腰教育では、
背筋を伸ばし胸を張ることで
「胸腔、腹腔にスペースが拡がり、内臓同士を圧迫しないので、
内臓機能がアパ腐れないのでで健康だ!!」
と長年言われています。↓の絵
しかし、実際には背筋を伸ばし胸を張る事で内臓間のスペースが生まれ、ッそこに間質液(リンパ液の種類)がたまってしまいます。
ちなみに臓器と臓器の間を間質と言います。
臓器同士にスペースが過剰にあるために間質にむくみが生まれ、全身の循環機能が低下します。
結果として、脚がむくんだり、顔がむくむ原因を作ります。
また、胸腔の下部にある横隔膜は、胸腔が拡がることにより、
横隔膜も広がり、呼吸による横隔膜の上下動の可動性が低下し、臓器への刺激、全身への循環が低下します。
脚の筋肉が第二の心臓と言われてますが、歩いているとき以外はポンプの機能をはたしていません。
しかし、横隔膜のポンプの機能は起きているときも寝ているときも、呼吸をするたびに上下し、機能しています。
第二の心臓は脚よりも、横隔膜とも言えます♪
腔を拡げると横隔膜は伸び、循環、内臓機能は低下します。下挿絵
【腔】とは?
口腔外科などで口腔は聞いたことあると思いますが、
胸腔や腹腔は、あまり馴染みのない文字だと思います。
腔とは、外側を骨や筋肉の構造によって囲まれ、
外側と区切られた袋状あるいは管状で中空の構造の内側に出来た場所です。
内側の場所は空洞で、空気や液体(血液やリンパ液など)が満ちています。胸腔や腹腔には内臓が入っています。
例えば、胸腔には心臓や肺などがあり、腹腔には腸や腎臓、胃などがあります。