盲腸を切った後から、首が右に回らなくなった若い学生!!
首を検査すると・・右の下部頸椎と左の上部頸椎に制限があり、軸を合わせてすぐに制限をとる。
学生…「だいぶ楽になりました!!」
「だいぶ」・・・ということは、完全ということではないし「相手の目を診れば、まだ痛みが残っていることが解る。」
普通の患者さんは…まだ痛くても「だいぶ楽になりました!!」と感謝の気持ちを込めて言ってくれるものである。
それを鵜呑みにしてはならない。その時相手の目を診て、真意を探る。

そして、まだ治ってなさそうだったので、次はうつ伏せになってもらう!!
触診すると背中全体が亀の甲羅みたいに拘縮!!硬い!!
手術の刺激に対して、自己防衛本能で背中の筋全体が硬縮したに違いない!!
大きい根源は背中にあった。
腔を狭くする「縮腔術」で、一瞬で筋が緩む。 ふにゃふにゃである。
そのあと学生が首の痛みを確認・・・
学生・・・「首がはまった!!痛みがない!!」・・・と大喜び!!
今回はゼミ中での3分ぐらいの無料の施術なので、全身は診てないが…「患者さんの若さで、あとは自然治癒するだろう!!」
施術は痛い場所にこだわらず、一応全身チェックすべきである!!