頭蓋から、背骨、骨盤まで座位で20秒ぐらいで
触診します。
スタティックパペーションで
関節の可動性を診ます。
筋肉とか筋膜は、全然意識しません。
関節が硬いところ歪んでるところに筋の拘縮があり、
関節が正常になれば、筋、筋膜も正常になるので重要視してません。
触診により、関節の可動性があるかないか?
どちら方向にに動くか動かないか?
を把握します。
これはベテラン治療家は得意です♬
「でもなぜそこの関節が硬くなってるか?動かなくなってるか?」
の分析が間違っています。
その原因は、局所的に背骨を診ているからです、
例えば
胸椎7番の左側の可動性がないとすると、
7番の背骨が右に回旋してると考えます。
右の横突起が筋肉などを圧迫して、動かない硬いと、分析します。
カイロのリスティングでいうと…PRI です。
逆に、
7番の背骨が左に回旋してる時も、棘突起が筋などを圧迫して右側の関節が動かないと分析します。
最初のほうが横突起コンタクトの矯正で、
後の方は棘突起矯正です。
でもね、従来のカイロの考え方は局所的で、2次元の古い考え方なのです。
背骨や体の全体の流れを診ていません。
局所的なトランズの動きは滑り運動として言葉にあるんですが、
グローバル(全体)でみるトランズの運動は、教科書にも書いてないです。
教育の次元が低いのです♬
多くの場合5つぐらいの背骨のセグメントが
右にトランズしたり、左にトランズしたりしています。
例えば、上部の胸郭は右にトランズ、
下部の胸郭は左にトランズ、
腰椎は右にトランズ、
骨盤は左にトランズ。
これはまだいいほうで、背骨全体左トランズ、骨盤右トランズの人もいます。そういう人は股関節やひざを痛めています。
一つの背骨を矯正する意識でな、
全体のゆがみをとる意識で背骨を矯正すると、
効果的です♬
触診をするときには、空間の中の人体の位置、
宇宙の中の人体の位置を考えてやれば、
良い治療結果が生み出せます。