感覚というものは怖いもので、かなり冷えていると思って、サーモメーターで皮膚温を計ると、15度しかない!!私の感覚では5度!!
15度でも、痛いぐらい冷たかった。・・・・
アイスノーン(ジェルの入った氷)にタオルを巻いて冷やしても、全然温度が下がらなかった。25度まで!!
直接皮膚にアイスノーンを当てる。アイスノーン自体の温度はマイナス2度。
しかし、四角い個体で凍っているので、丸い筋肉の面にあたらないため、なかなか冷えない。
溶け始めて柔らかくなるとすぐアイスノーンは15度ぐらいになった。
しかし、わざわざアイスキューブに水を入れて、冷やす手間をとりたくない!!
今まで、何十年も、私が家でやっていたアイシングのやり方はタオルをアイスノーンにまいていたので、体表温度は25度ぐらいにしか下がっていなかったに違いない!!
ここ地良い冷たさだった。
これでは鎮痛作用があるわけない!!
鎮痛作用に良いとされる適温は10度である。
しかし・・・・・腫脹があり炎症があるときに、10度に下げるのはかなり厳しいような気がする。
一人でアイシングするときと数人で実験でするときの感覚も全く違う。
緊張感があるのか、数人で実験という形をとると、15度ではまったく痛さを感じない。10度を切ると痛い。
一人で家で冷やすと15度でも痛い。
患者さんは、治療院内では緊張状態にあるので、冷たさに鈍感になることが想像できる。
患者さんの感覚に頼るのではなくサーモメーターで、客観的に測る習慣をとるようにした方が良いだろう!!
凍傷を避けることもできるし、適温で冷やすことで効果的なアイシングができることが期待できる。
人間の感覚の恐ろしさ!!
たかが・・・アイシングだが面白い!!リサーチをするといろんな真実がわかってくる!!
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